2010年6月4日金曜日

EM菌、その1

これまで何度か書きました通り、私はえひめAIを愛用しています。

えひめAIは乳酸菌、酵母菌、納豆菌を培養した液で、実際に使ったところ、防虫や生育促進に効果を感じています。

でも、どうして生育が促進するのか、理由についてはよくわからず、常々疑問に思っていました。

図書館等でいろいろ探してみても、すんなりと納得できるような本は見つかりませんでした。

そういうこともあり、似たような資材として、EM菌に興味を持ち、これについて調べてみました。

EM菌とは、有用微生物群(Effective Microーorganisms)の略で、これを用いると植物が健全に生育し、収穫量も増えるということです。

EM菌は開発者が大学の先生でもあり、多くの本で紹介されています。

ただし、実際に使用した時の効果については、批判的意見も多いことをあらかじめ断っておきます。

そこで、ここではEM菌はどんな菌を使うとか、実際に農業に利用する方法については論じず、EM菌の理念や考え方を学んぶことにより、えひめAIや、その他微生物資材への応用ができないかを考えることとします。

まずEM菌の理念としては、複数の微生物を連係して働かせることにより、土壌を肥沃で健康な状態に変えて行く、というものです。

この中では、微生物の働きを大きく4つに分けています。

腐敗、浄菌、発酵、合成です。

腐敗とは、有機物を菌が分解する過程で有害な成分を作る働き、

浄菌とは、有用菌が繁殖する過程で抗菌物質をつくり、病害の元となる有害菌が繁殖するのを防ぐ働き

発酵とは、有機物を菌が分解する過程で有用物質を作る働き、もう少し進めると、不溶性の有機物を水溶性にして、植物が吸収できるようにする働き

合成とは、上記の発酵によって生じた分解物質を元にして。大気中の窒素を固定したり光合成によって外部エネルギーを取り込む働きです。

EM菌では、発酵と合成作用を持つ菌を同時に働かせます。

土壌中でこれらの菌が発酵と合成を繰り返すことにより、自然に有用成分が増えていくことになります。

以下、次回に続きます。→EM菌、その2

参考にした本



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