2011年7月10日日曜日

セイタカアワダチソウ

写真は近所の遊休地でセイタカアワダチソウの群生地になっているところです。

以前は他の植物を完全に圧倒していましたが、最近は別の雑草もポツポツとでてきました。

セイタカアワダチソウは、北アメリカから帰化した、最も代表的な雑草です。

私の畑も、最近ちょくちょく見かけるようになりました。

今はまだかわいいものですが、そのうちに沢山生えてきて手が付けられなくなっていきます。

背丈は、2m以上にも伸びて他の植物を圧倒します。

引き抜こうとしても、しっかり根をはってなかなか抜けません。

無理に力を入れると茎がポキリと折れ、そこからしぶとく再び成長が始まります。

このようにセイタカアワダチソウの根は、頑強なわけですが、それ以外でも、繁栄の大きな武器となっています。

一つは、根から分泌される物質により、他の植物が生長するのを抑えています。

以前にも述べた、アレロパシーですね。

もう一つは、地下茎を伸ばして、そこから栄養繁殖により新しい株を作り出します。

こうしたことで、セイタカアワダチソウは、日本に入ってきてから凄まじい勢いで繁殖しました。

在来の植物を駆逐していくことで、苦々しく思う人も多いのではないでしょか?

でも、元々は、この植物は観賞用として日本に持ち込まれた植物です。

悪役のイメージとは裏腹に、可憐な黄色い花を咲かせます。

また、晩秋から初冬にかけての花の少ない時期には、ミツバチの貴重な蜜源として、養蜂にも利用されています。

最後に、セイタカアワダチソウといえば花粉症の原因と言われていましたが、実際は虫が受粉のやり取りをする虫媒花であるため、花粉症とは関係ありません。

(花粉症の原因となるのは、風で花粉を飛ばして受粉する風媒花)。

こうしてみると、セイタカアワダチソウは不当に人から嫌われているのかもしれませんね。

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